今まではひとつの会社に就職すれば、だまっていても、たとえ仕事が思うようにできなくても自動的に年収は上がっていました。
それにより、仕事に関しての意欲や向上心などが見られない人が多く、仕事の質もだんだん低下していく一方でした。
しかし、一部の企業がこのままではいけないと、年齢に関係なく、やる気や実力のある人の給料はどんどん上げていき、年をとっていても仕事に意欲のない人たちは給料を引き下げるなどといった実力評価型の給与体系を取り入れるようになりました。
これにより、より収入を得たい人や仕事に生きがいを持っていた人たちは自然と向上心をわきたてられ、スキルを磨き、収入アップを目指していきました。
実力評価型の企業が増えてくると、同じ仕事をしていても転職することで収入アップを図る事ができる場合もあり、実力のある人たちの間では収入をアップさせるための転職が注目され始めています。
しかし、いくら実力があっても、転職したからといって必ず収入がアップするわけではありません。
転職で収入をアップさせることに成功した人たちにはいくつかの特徴があるのです。
・転職するなら若いうち
転職成功者の約半数が２０代後半から３０代前半というデータがあります。
この時期は最もスキルアップしやすい時期であり、仕事に対してのやる気や実力が問われる時期です。
こうした時期に年功序列型の企業から実力評価型の企業へ転職すれば、実力やキャリアしだいでは収入アップが期待できます。
・転職して収入がアップしやすい業種か
公務員や接客業、事務仕事などどこの会社でも同じような収入の業種と、IT関連の仕事や金融、建設関連の仕事など、専門性の高い仕事は専門的な知識や技術を持った人材を雇いたいために、専門的なスキルやキャリアを持っていれば転職して収入アップにつなげることができます。
・常に向上心
どんなに転職しても、転職先の仕事になじめなければ意味がありません。
前の職場のスキルを十分の発揮した上で、今の仕事に対しての向上心も常に持っていたいものです。