今ITがいたるところに活用され、ITを使いこなせなければ仕事ができないような時代になってきました。
紙と鉛筆、そろばんなどを駆使して仕事をしてきた団塊の世代の人たちでは操作のできないような機器類が会社内にあふれていて、まったくITに関係のないような職場でも、IT機器に関する知識や技術、興味などがなければ仕事が回らない場所も増えてきています。
このため、企業側でも、IT機器の操作に興味があったり、IT機器に詳しい人の知識やパワーなどが不可欠となってきており、そういった新しい知識や技術を持つ人たちを優遇するたに給与体系も変わってきています。勤続年数を重ねるだけで黙っていても収入がアップしていく年功序列制の給与体系から、仕事や会社に業績を残していく人にたいして収入をアップさせていく実力評価制の給与体系の企業が増えてきました。
年功序列制の場合、業績に関係なく、勤続年数などが収入の基礎となっていくため、一生懸命仕事をしてもしなくても、同期で入った人たちと収入はほとんど変わりはありません。しかし実力評価性の場合は年齢も勤続年数もまったく関係がないため、いかに会社に業績を残すかで収入が決まっていくため、若くてもキャリアアップを積極的に図り業績を残していけば行くほど収入は上がります。
このキャリアアップを他人にも見える形にしたものが各種の資格です。
実力評価型の給与体系をとっている会社では仕事に関する資格や、仕事で扱うことに関する資格などを持っていると、その人のキャリアの物差しになり、どう実力があるのかが明確になります。
会社側に自分の実力をアピールする上でも、実際に仕事に生かす上でも、転職で収入を上げるためには積極的に資格をとるなどしてキャリアアップを図る必要があります。
